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導入事例インタビュー

2024.02.09

阿蘇地域中核病院として、地域医療構想を軸に医療スマホを導入。 院内だけでなく、他の医療機関との連携に活用。

急性期医療・がん治療・在宅医療における阿蘇圏域全体の基幹病院として機能する阿蘇医療センター、甲斐 豊院長に日病モバイル導入の経緯、また導入後の変化について伺いました。

阿蘇市病院事業管理者 兼 阿蘇医療センター院長 甲斐 豊

阿蘇市病院事業管理者 兼 阿蘇医療センター院長 甲斐 豊

―2024年4月に施行される医師の働き方改革に対し、取り組まれている施策を教えてください。

 まず取り組むべきは、宿日直許可を得ることだと考え、先日(2023年7月)、夜23時~朝8時 間の宿日直許可承認を得ました。これは当院に限らず、多くの地域病院に共通していることかと思いますが、当直について、各所属医師のみでまかなうことはできません。他大学病院から医師を派遣いただき、対処しています。一方で、法律上、連続勤務時間は28時間と定められているため、応援に来ていただいても、本来必要とする勤務シフトを組めずにいました。そうした状態は、病院として体制を見直すことで解決できるため、いち早く着手しました。既に多くの医療機関が宿日直許可を得ていると思いますが、今後より増えてくるのではないでしょうか。

―医師の働き方改革を意識され始めたのはいつ頃ですか。

 発表された2021年から考えてはいましたが、2022年11月、ちょうど1年ほど前から少しずつ準備を始めました。まず行ったのは、当院所属の12人の医師の労働時間の詳細把握です。各々へのヒアリングに加え、導入した日病モバイルのGPS機能を活用し、1ヶ月半の間、ひとりひとりの動きをモニターしました。自己申告だけでなく、第3者視点(GPS)で把握することにより、現状の働き方がより見える化できると考えたのです。もうひとつは、仕事と自己研鑽の認識統一です。組織として、この点を曖昧にしてしまうと、誰しもにとっての働き方改善に繋がらないのではと思いました。

-日病モバイルを導入したきっかけと決め手を教えてください。

 即決でした。ちょうど1年前、上記と同じタイミングですね。働き方改革に向け準備を始め、当時使用していたPHSをより利便性の高い機器に移行したいと思っていたところ、日病モバイルと出会いました。実はフロンティア・フィールドさんのほか、1社にもお声がけいただいていたのですが、メリット等、説明を受け、当院の求める機能性を満たしていると判断し、日病モバイルの導入を決めました。

-導入されて1年10ヶ月、利便性を感じる点を教えてください。

 大きく3つあります。1つ目は、チャット機能の搭載です。以前の電話を主としたコミュニケーションでは、緊急を要する仕事上、出られないことが往々にしてありました。電話に出ずとも緊急用件を把握できる、チャット機能の追加は、院内コミュニケーションに大きな変化をもたらしました。特に看護師からは、指示受けの連携が円滑になったとのことで、好評を得ています。情報共有がしやすくなり、医師だけでなく、看護師、またその他のスタッフの業務効率化にも寄与しています。2つ目は、個人/各病棟の発信履歴が残ることです。院内外問わず、どこにいても、すぐに相手を特定し、折り返せるようになりました。これまでは、院内から院外に架電する場合、必ず代表番号を経由してしまったため、出られなかった際は、再度代表番号に架電をし、発信元を探すなどの手間がありました。こうした労力がなくなった点にも利便性を感じています。3つ目は、ボイスレコーダー機能の搭載です。患者様との間に医療トラブルが起きた際に、すぐ録音でき、理不尽な要求等を記録することができます。このようなケースに速やかに対処できる身近な機能は、安心安全な環境維持にも有効です。
 ほかにも、お薬の早見帳など付帯機能が充実している点や、医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」をインストールし活用できる点など、PHSに比べ、使い勝手に汎用性があり、非常に高い利便性を感じています。

―日病モバイルを用いて、今後どのようなデジタル医療サービスを提供していきたいと考えていますか。

 脳卒中診断アプリ「JUST-7」と「join」を連携した、救急医療体制の強化です。日病モバイルを導入し、本アプリを使用し始めたタイミングで、熊本赤十字病院と連携した緊急搬送体制を構築しました。「join」上で、「JUST-7」で可視化した患者のバイタルデータや患者の画像や動画、現場の状況などを共有し合うことで、正確な情報共有を実現、スムーズな受け入れ判断、迅速な体制づくりに繋げています。地域医療の効率化のため、院内だけでなく、他の医療機関との連携したサービスを提供していきたいと考えています。

引用元: 参考)2023年10月病院概要資料より抜粋

-今後のビジョンを教えてください。

 多職種連携によるチーム医療を拡大していきたいと考えています。多職種が効率的に連携していくためにも、日病モバイルは欠かせないツールです。今後、導入の幅を広げ、より効果的な活用方法を模索し、医療現場の効率化・発展に役立てていきたいと思っています。

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